合成石とは!?
おはようございます!三度の飯より色石が好き!色石バンクヨシナリです!!
突然ですが、当ブログでは今までルビー、サファイア、エメラルドと代表的な色石を勉強してきました!その中で何度か、「世の中には本物そっくりな合成石と呼ばれるものも多く存在します。」と説明させていただいたのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか。
今回はその「合成石」とは何なのか、ということにフォーカスして勉強していきたいと思います!!
もちろん、高価買取品目の紹介もしていきますので最後までご覧くださいませ!!
目次
1.合成石とは
2.合成石の種類
3.模造石、類似石
1.合成石とは
合成石とは、天然の宝石と同じ成分で人工的に合成された宝石のことです。天然の宝石と物質は同じなので本物の宝石ともいえるでしょう。しかし人工的に作られるため、何百年、何千年と掛けてマグマの中で作られ、ほんの少ししか取れない希少な天然石と比べるともちろん価値は劣ります。
海外ではそれなりに評価されることもありますが現在の日本においては偽物とされ、価値が全く付かないことがほとんどです。
しかし全ての合成石が価値のないものではなく中には京セラ社の「クレサンベール」と呼ばれる合成石は業者間でも値段がついたりします。また「アレキサンドライト」などのクレサンベールは製造するのも困難なため、値段が付きやすいです。
合成石と天然石を見分けるのは困難です。鑑別機関の高度な機械があれば分かりますが、通常の宝石を判別する機械を使うと物質が天然と同じなため、機械の判断結果も同じだからです。
ちなみにアレキサンドライトの合成石はエメラルドの合成石よりも見分けるのが難しいといわれております。
合成石を機械を使わずに判断する方法といえば宝石の中にある傷(インクルージョン)を見ることです。
合成石は人工的に作っているため不純物がほとんどなく、とても綺麗な色をしています。もしもそれが天然で大きなものだったら国の王様か貴族レベルの人しか買えないくらいの値段が付くと思います!
2.合成石の種類
合成石は世の中に多く出回っており、以下のものがよく合成で作られます!
この中でダイヤモンドの合成石はほぼ工業用になるので出回ることは少ないですがダイヤモンドを抜いてもこれだけ種類が多いと注意が必要ですね。
3.模造石、類似石
合成石とはまた違いますが、模造石や類似石と呼ばれる石も存在することをご存知でしょうか!模造石、類似石と呼ばれるものは主にガラスやプラスチック、樹脂でできた石の事を指し、こちらはほぼ価値のないものとされるため要注意です。
模造石にはトルコ石なども古くから作られており、トルコ石の模造石はとても多く出回っております。中にはトルコ石の研磨をした時に出た粉末を集めて樹脂で固めたものもあります。これは見ただけじゃ分からない事もあるので非常に怖いですね!
そしてこういった模造石の中で、「張り合わせ石、ダブレット」と呼ばれる悪質なものも存在します。ラウンドカットの場合、上半分が天然石、下半分がガラスやプラスチックのものをくっ付けて一つの宝石に見立てたものです。
これは人を騙す為に作られたものでリングなどに留まっていると非常に分かりにくいです!ダブレットのなかにはすりガラスと呼ばれるザラザラした素材のガラスを下半分に付けたものがありますが、これは宝石のテーブル面から見るとザラザラ部分がインクルージョンに見えてしまいプロでも騙されてしまうことがあります。
宝石を扱うなかで本物や偽物を見分けるのは必要不可欠な能力です。
色石バンクでは沢山の経験と知識があるためそれらを見極め適切な値段を付けることができます。お手持ちの石で気になるものがありましたらぜひ送ってみてください!
そして今週は「もう一度やってほしい」との声が多かったエメラルドの高価買取をもう一度やりたいと思います!エメラルド高価買取、絶対ご満足いただけると思いますのでお手持ちの皆様は是非、色石バンクまで!!