安価と思われがちなガーネットの中でも「他の希少石に劣らない希少種とは」
おはようございます!山より海派、色石バンクヨシナリです!!
色石バンクでは前回、ガーネットについて勉強しました!
今回はその続きとして、ガーネットの中でも希少なガーネットなどを勉強します!!
グロシュラライトガーネット
一般的に『グリーンガーネット』と呼ばれる石は、緑色のグロッシュラーライトのことを指します。
由来はグースベリー(セイヨウスグリ)の学名、グロシュラー(Grossularaia)から名付けられたそうです。
ケニアとタンザニアで産出するバナジウムの混入によりエメラルドにも劣らない、美しい緑色をしています。
産出量 の少ないグロッシュラライトは別名「ツァボライト」とも呼ばれています。その由来は1968年アフリカ・ケニアのキリマンジャロ山の東方にある世界最大級の自然公園であるツァボ国立公園で発見されたことにより、ティファニー社がツァボライトと命名し販売しました。
グロッシュラライトは屈折率がサファイアに近い1.74という数値でよく輝き、硬度も高く、ガーネットの中でも価値が高いものになります。緑色は出来るだけ濃くて、透明度が高いものが高品質です。
グロッシュラライトには緑色以外にも無色、黄色、茶色が知られており、赤褐色のヘソナイトもグロシュラライトの一種に属しています。
デマントイドガーネット
デマントイドという名前は、古いドイツ語で「ダイヤモンドのような」という意味の「デマント」に由来しており、ダイアモンドよりもデマントイドは光の分散度が高く、希少性もあることからガー ネット中で最も高く評価されています。
デマンドイドガーネットは、1860年代からロシアのウラル山脈で採掘されました。
現在はナミビアとマダガスカルからも産出しますが、ロシア産の品質に定評があります。
グループの分類の中ではアンドラダイトに属しする黄緑~緑色をした鮮やかな石です。
この石はガーネットの中でも価格や希少性、人気度で他の希少宝石に劣らない逸品です!!
デマントイドもグロッシュラライト同様、緑色は出来るだけ濃くて、透明度が高いものが高品質なものになります!
まとめ
以上、今回は希少なガーネット二点について勉強致しました!
今回紹介したガーネットは希少性が高く、産出量の多い赤褐色のガーネットと比べるとその価値は大きく違います!
しかしデマントイドガーネットなどは昔エメラルドと間違われていたほどなのでプロでない限りは見分けることもできません。
気になる石やこんな石は値段が付くの?と思うものは是非一度色石バンクまでお問い合わせください!