ニセモノと本物の違いはここ!!~天然の宝石に似せられた石の種類~
おはようございます!色石バンクヨシナリです!!
前回に引き続き、今回も基礎的な部分を勉強します!!
※上記全て合成サファイア
宝石は天然石のもののほかにそれに似せた偽物も多く存在します!
合成石、模造石、人造石などその定義や詳しい違いなどについて具体的に勉強しようと思います!!
天然石
まずは天然石の定義ですが、天然石とは人的手段を介さず自然界で作られ自然に取れた石の事を言います。
つまり天然界で取れた天然の宝石が希少価値のある本物の宝石です。
合成石
合成石は天然石と同様の化学組成や結晶構造を持ったものを指します。
天然物ではありませんが物質の性質が天然と同じのため、ある意味本物とも言えるかもしれません。
天然と構造が同じと言うことはつまり合成石はジェムテスター(宝石熱伝導装置)や屈折計(宝石の屈折現象を測る装置)では天然と同じ判定が出てしまいます。
天然と合成では生成環境の違いによりインクルージョン(内包物)や結晶の状態から成長する際の成長模様に違いが生まれます。
判別方法の一つとしてはインクルージョン(内包物)を見て判断すると言うことです。
合成石にはインクルージョンのまったくない物が多いので、あまりに綺麗なものは合成石と疑っても良いかもしれません。
しかし特有のインクルージョンを持った合成石も多く存在するので注意が必要です。
特徴としてインクルージョンのある合成石はインクルージョンが一種類のものがほとんどで天然石は色々な種類のインクルージョンのあることが多いです。
ですので合成かどうかインクルージョンで確認するときは視界を広く持ち、一点のみのインクルージョンを見ないことが重要かと思います!
ベルヌイ法 → コランダム(ルビー・サファイア)に多く、合成を一番作られている方法。
人造石
自然界には対応物が存在しない、創造、クリエートされた物。
人造石は科学的に造られた石なので天然石にはない化学組成、結晶構造を持っています!
人造石の場合、専門業者なら一目で判断できますが、一般の方は鑑定してもらうほうが確かです。
ダイヤに似ている人造石 → キュービック・ジルコニアやモアッサナイトなどが有名です。
模造石
イミテーション。見た目だけを似せただけの物。(ガラス、プラスチック)
色合いや見た目は宝石に似ていますがインクルージョンに気泡が入っていたり素材自体がおもちゃのような物が多いので良く見るとその違いは分かりやすいです。
またジェムテスター(宝石熱伝導装置)でもまったく反応がないため天然との違いの判断は合成石や人造石に比べると簡単なものになります。
しかし中には天然の石とくっつけて分かりにくくされている模造石もあるので、その場合は特に注意が必要です!
悪質な模造石
・ダブレット ― 上部と下部で別々のものを接着させた模造石。
例:上部天然石、下部合成石で貼り付けたものなど。
・トリプレット ― ダブレットを三層にしたもの。
例:上部プラスチック、中部天然石、下部プラスチックで貼り付けたものなど。
まとめ
今回は4項目に分けて天然や合成の定義や判断方法を勉強をしました!!
宝石には天然以外の石がこれだけあります!また天然以外は価値が低い物がほとんどです!
天然石なのか判断する場合はその石を様々な角度から見ることや専門的な知識のあるプロにまかせることが重要なのではないかと思います。
色石バンクでは専門的知識と経験により、天然石や本当に価値のある宝石なのかを査定により判断することが可能です。
色石の高価買取は色石バンクまで!!