11月の誕生石シトリン

 

皆さんおはようございます!色石一年生のヨシナリです!

 

 

 

 今回は前回勉強しましたアメジストに関連して、シトリンという宝石について勉強します!

 

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シトリン

 

 

シトリンとは「黄水晶」と呼ばれ黄色の宝石の中でも頻繁に購入される人気の石です!

 

 

 

世に出回っているシトリンのほとんどはアメジストを加熱処理したもので、 天然のシトリンは稀少です。

 

 

 

 宝石の鑑別技術が進んでないころは、シトリンの黄褐色がトパーズと間違われていたほど綺麗な色合いをしています。 最近ではその魅力的なカラー、耐久性、そして水晶なのでほかの宝石と比べて安価な石ということから、黄色~オレンジ色の宝石の中でとても人気がある石となりました。

 

 

 

現代、シトリンは深みのある褐色や赤味がかったオレンジ色が人気があります。

しかし上質のシトリンでも値段は控えめです。 サイズの大きなものも産出量が比較的多くカラットあたりの価格があまり上下しないので、大きな宝石でも手頃な価格になります。

 

 

 

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アメトリン

 


またシトリンのなかには、アメジストとシトリンの色が同じ結晶中に同時に発生することがあります。アメトリンという見た目通りの名前で ツートンカラーの面白い宝石です!

 

 

 

 

天然のアメトリンは希少で、出回っているもののほとんどはアメジストを人工的に加工したものになります。

 

 

 

天然で生成される環境はとても限られており、現在も南アメリカにあるボリビアのアナイ鉱山でしか産出されていません。

 

 

 

 

まとめ

 

今回はシトリンについて少し勉強してみました!

 

注意点としてはシトリンにも合成石があることです!

 

 

そんな合成石の見分ける判別方法の一つとしてはシトリンの面を下向きにして、下からライトを照らします。

 

 

 

天然のシトリンにはムラが出ますが、合成にはまんべんなく色が乗っているものがほとんどです。ただし中にはムラのある合成石も存在するため、本当の判断はプロにまかせてあくまで簡単な判別方法の一つとして考えましょう!

 

 

 

それでは、次回も色石一年生をよろしくお願いします!!

 

 

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アメジストの特徴は?

おはようございます!色石一年生ヨシナリです!

 

今回はアメジストと言う色石について勉強してみます!!

 

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アメジスト紫水晶とも呼ばれる、その名の通り紫色をした水晶を指します!

 

アメジストという名前は『amethustos』(酔わせない)が由来しています。お酒の酔いを防ぐ効果があると信じられていたそうです!お酒をついつい飲みすぎてしまう人は、気休めに身につけて見てはいかがでしょうか。意外と効くかもしれませんね、、、!!

 

アメジストのモース硬度は7にあたり、トパーズの次に硬度が高いと言えます!ちなみにハンマーで叩き割ったりすると結晶の構造上貝殻の断面になるんです!!

 

 

産地について

 

ブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州アメジストの世界最大の産地になります。

 

ほかにもスリランカマダガスカル中央アフリカでも産地になっており、そこからは質の良いアメジストが産出されます。

 

そして日本でもアメジストは産出されていて、宮城県白石市の雨塚山や鳥取県で産出されています!日本でも取れると親近感が湧きますね!

 

 

豆知識

 

アメジストは加熱されると色が薄くなり、そのまま熱し続けると段々と緑色になり250度で加熱すると無色になります。無色のアメジストX線で照射すると色が元に戻ります!

 

 

まとめ

 

アメジストは産出量も多く、今まで勉強してきた色石と比べると価値としては安価な色石です。

 

そんなアメジスト、品質評価としては色が綺麗に乗っていて、サイズが大きなものが比較的値段がつく方のものになります。

 

注意点としては、合成のアメジストもあると言う所でしょうか。判別方法の一つとして、アメジストの下からライトを照らすと天然のアメジストは色ムラがあり、合成のアメジストには満遍なく色が乗っているのが分かると思います!

 

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安価と思われがちなガーネットの中でも「他の希少石に劣らない希少種とは」

おはようございます!山より海派、色石バンクヨシナリです!!

 

色石バンクでは前回、ガーネットについて勉強しました!

今回はその続きとして、ガーネットの中でも希少なガーネットなどを勉強します!!

 

 

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グロシュラライトガーネット

 

一般的に『グリーンガーネット』と呼ばれる石は、緑色のグロッシュラーライトのことを指します。

 

由来はグースベリー(セイヨウスグリ)の学名、グロシュラー(Grossularaia)から名付けられたそうです。

 

ケニアタンザニアで産出するバナジウムの混入によりエメラルドにも劣らない、美しい緑色をしています。

 

産出量 の少ないグロッシュラライトは別名「ツァボライト」とも呼ばれています。その由来は1968年アフリカ・ケニアキリマンジャロ山の東方にある世界最大級の自然公園であるツァボ国立公園で発見されたことにより、ティファニー社がツァボライトと命名し販売しました。

 

グロッシュラライトは屈折率がサファイアに近い1.74という数値でよく輝き、硬度も高く、ガーネットの中でも価値が高いものになります。緑色は出来るだけ濃くて、透明度が高いものが高品質です。

 

グロッシュラライトには緑色以外にも無色、黄色、茶色が知られており、赤褐色のヘソナイトもグロシュラライトの一種に属しています。

 

 

 

 

 

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デマントイドガーネット

 

デマントイドという名前は、古いドイツ語で「ダイヤモンドのような」という意味の「デマント」に由来しており、ダイアモンドよりもデマントイドは光の分散度が高く、希少性もあることからガー ネット中で最も高く評価されています。

 

デマンドイドガーネットは、1860年代からロシアのウラル山脈で採掘されました。

 

現在はナミビアマダガスカルからも産出しますが、ロシア産の品質に定評があります。

 

グループの分類の中ではアンドラダイトに属しする黄緑~緑色をした鮮やかな石です。

 

この石はガーネットの中でも価格や希少性、人気度で他の希少宝石に劣らない逸品です!!


デマントイドもグロッシュラライト同様、緑色は出来るだけ濃くて、透明度が高いものが高品質なものになります!

 

 

まとめ

以上、今回は希少なガーネット二点について勉強致しました!

 

今回紹介したガーネットは希少性が高く、産出量の多い赤褐色のガーネットと比べるとその価値は大きく違います!

 

しかしデマントイドガーネットなどは昔エメラルドと間違われていたほどなのでプロでない限りは見分けることもできません。

 

気になる石やこんな石は値段が付くの?と思うものは是非一度色石バンクまでお問い合わせください!

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キリスト誕生よりも古いよ!古くから珍重されてきた宝石「ガーネット」の基礎知識

おはようございます!色石バンクヨシナリです!!

 

今回勉強する色石はこちらになります!!

 

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「ガーネット」です!!

 

和名では「紅榴石」と呼ばれるガーネット、日本でガーネットと言えば赤茶色の色を想像される方が多いのではないでしょうか。

 

じつはガーネットは青以外のほとんどの色があるのです!

 

ガーネットという名前の由来は、ガーネットが鉱物として発見されるとき岩の割れ目に結晶がびっしりと張り付いていることから、粒が沢山あるという意味もあるラテン語の「granatum(グラナタス)」から来ているといわれています。

 

 

赤色系ガーネットの種類

 

アルマンディン

 

一般的にガーネットといえばアルマンディンを指すことが多い程日本でも沢山出回っています。

 

希少性も高くないため価値的にはそれほど高いも のではありません。

別名アルマンダイトとも言われます。

 

色 赤・紫赤・赤褐色

 

主な産地 インドのラジャスタン州、スリランカアフガニスタン、ブラジル、マダガスカルタンザニア、アメリカ、カナダ

 

パイロープ


アルマンディンと同じくらい一般的なガーネットがパイロープ。

色や見た目ではアルマンディンとの区別が出来ず、素材の材質での判断になります。

 

酸化クロムの影響度によってはルビーに近い赤色のものもあります。

色 赤・オレンジ・ピンク・無色

主な産地 南アフリカ、アメリカ、オーストラリア、タンザニア、スイス、ブラジルなど

 

スペサルティン

 

ここ最近は人気と共に日本でも比較的出回ることの多くなってきた石です。

産地によって色味が変わってくるようで、比較的明るいオレンジ色のものは「マンダリンガーネット」の異名で呼ばれることもあります。

 

品質としては色味の濃いほうが良いのですが、濃すぎてあまり茶色味をおびると良くありません。

 

色 オレンジ・赤褐色

主な産地 スリランカビルマ、ブラジル、アメリカ、マダガスカルスウェーデンなど

 

ロードライト

 

アルマンダイトとパイロープの中間の成分によって構成された赤紫色のガーネット。

名前の由来は赤色系のギリシャ語の薔薇を意味する「ロード(Rhodo)」と石を意味する「ライト(Lite)」をつなげて「ロードライト」となったと言われています。

1882年にア メリカ・ノースカロライナ州で発見されたロードライトは1902年には掘り尽くされましたが、1964年タンザニアケニア国境のウンバ・バリィで発見され現在に至ります。

 

アルマンディンやパイロープと違った赤紫の色味のあるロードライトは、透明度が高く、明度の高いものが産出されます。そのためアルマンディンやパイロープよりも価値が高く評価されます。

 

色 赤紫・ピンク

主な産地 タンザニア、インド、スリランカマダガスカルジンバブエなど

 

 

まとめ

 

以上今回は赤色系のガーネットについて勉強してみました!!比較的産出量の多い赤色系のガーネットですが、どの種類のガーネットなのか見分けるのはとても難しいと思います!

 

次回の色石一年生では緑系のガーネットについて勉強します!お楽しみに!

 

色石バンクなら多くの経験と知識のあるプロが何人もいるため適切な判断で査定することが可能です!!色石は色石バンクまで!!

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ティファニーが名付け親!タンザナイトと言う宝石

おはようございます!色石バンクヨシナリです!

 

今回勉強する色石はこちら!!

 

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タンザナイト」です!!タンザナイト、名前も見た目もオシャレな宝石ですよね!

 

そんな日本だけでなく、海外でも人気を集めるタンザナイトについて詳しく勉強して見ましょう!

 

タンザナイトとは

 

 1960年代に発見されたブルーのゾイサイトと呼ばれる鉱物は、1967年にあの有名な「ティファニー社」によってタンザナイトと命名されました!

 

1989年頃から産出量が増えたタンザナイトは、美しさや他の貴石と比べれば値段も手ごろなことから特にアメリカなどで人気を集めています!!

 

 

 

タンザナイトの特徴

 

タンザニアの石」を意味するタンザナイト

その色はキリマンジャロの夕暮れ時の空を映し出したような美しい青紫色をしています。

 

タンザナイトは多色性の宝石で、自然光の下では透明感のある群青色、夜のライトや白熱灯の下では高貴な紫色、そして蛍光灯の下では青色の変化も見られます(ただし変色性が強いわけではないので一般に変色性があるとは言わない)。

 

またタンザナイトは硬度が低いことも特徴の一つです。

 

そのため欠けやすく、リング以外か、カボションカットを選ぶのが賢明と言われることもあるようです!

 

産地

 

一般的に、タンザニア付近で採掘されたゾイサイトを特にタンザナイトと呼ばれます。

 

しかし最近はタンザニア以外の産地のブルーゾイサイトタンザナイトとしていることが良くあり、青紫色などのゾイサイトは基本的にタンザナイトと呼ばれます。

 

 

まとめ

 

今回はタンザナイトについて勉強してみました!

 

補足になりますが、そんなタンザナイト、ブルーサファイアに似ていたこともあり昔はサファイアと間違われることもあったそうです!

 

現在タンザナイトの評価基準としては、多色性が強く、色が濃い紫、濃い青が出るものほど価値が上がります。反対に色が薄くなればなるほど価値は低くなっていきます!

 

タンザナイトにも合成石や類似石はとても多いので、鑑別書などない場合は注意しましょう!!

鑑別方法としては多色性の確認やインクルージョンを見ることです。

 

タンザナイトは色石バンクでも高額で買い取られることがあります!

サイズと色の濃さ、カットなどが高額な買取金額になるポイントです!気になる商品などございましたら、是非色石バンクまで!!

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ニセモノと本物の違いはここ!!~天然の宝石に似せられた石の種類~

おはようございます!色石バンクヨシナリです!!

 

前回に引き続き、今回も基礎的な部分を勉強します!! 

 

 

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※上記全て合成サファイア

 

宝石は天然石のもののほかにそれに似せた偽物も多く存在します!

合成石、模造石、人造石などその定義や詳しい違いなどについて具体的に勉強しようと思います!!

 

 

天然石

 

まずは天然石の定義ですが、天然石とは人的手段を介さず自然界で作られ自然に取れた石の事を言います。

 

つまり天然界で取れた天然の宝石が希少価値のある本物の宝石です。

 

 

合成石

 

合成石は天然石と同様の化学組成や結晶構造を持ったものを指します。

 

天然物ではありませんが物質の性質が天然と同じのため、ある意味本物とも言えるかもしれません。

 

天然と構造が同じと言うことはつまり合成石はジェムテスター(宝石熱伝導装置)や屈折計(宝石の屈折現象を測る装置)では天然と同じ判定が出てしまいます。

 

天然と合成では生成環境の違いによりインクルージョン(内包物)や結晶の状態から成長する際の成長模様に違いが生まれます。

 

判別方法の一つとしてはインクルージョン(内包物)を見て判断すると言うことです。

合成石にはインクルージョンのまったくない物が多いので、あまりに綺麗なものは合成石と疑っても良いかもしれません。

 

しかし特有のインクルージョンを持った合成石も多く存在するので注意が必要です。

 

特徴としてインクルージョンのある合成石はインクルージョンが一種類のものがほとんどで天然石は色々な種類のインクルージョンのあることが多いです。

 

ですので合成かどうかインクルージョンで確認するときは視界を広く持ち、一点のみのインクルージョンを見ないことが重要かと思います!

 

 

 ベルヌイ法 → コランダム(ルビー・サファイア)に多く、合成を一番作られている方法。

 

 

人造石

 

自然界には対応物が存在しない、創造、クリエートされた物。

人造石は科学的に造られた石なので天然石にはない化学組成、結晶構造を持っています!

 

人造石の場合、専門業者なら一目で判断できますが、一般の方は鑑定してもらうほうが確かです。

 

ダイヤに似ている人造石 → キュービック・ジルコニアやモアッサナイトなどが有名です。

 

 


模造石

 

イミテーション。見た目だけを似せただけの物。(ガラス、プラスチック)

 

色合いや見た目は宝石に似ていますがインクルージョンに気泡が入っていたり素材自体がおもちゃのような物が多いので良く見るとその違いは分かりやすいです。

 

またジェムテスター(宝石熱伝導装置)でもまったく反応がないため天然との違いの判断は合成石や人造石に比べると簡単なものになります。

 

しかし中には天然の石とくっつけて分かりにくくされている模造石もあるので、その場合は特に注意が必要です!

 

 

 

悪質な模造石

ダブレット ― 上部と下部で別々のものを接着させた模造石。
 例:上部天然石、下部合成石で貼り付けたものなど。

・トリプレット ― ダブレットを三層にしたもの。
 例:上部プラスチック、中部天然石、下部プラスチックで貼り付けたものなど。

 

 

まとめ

 

今回は4項目に分けて天然や合成の定義や判断方法を勉強をしました!!

 

宝石には天然以外の石がこれだけあります!また天然以外は価値が低い物がほとんどです!

 

天然石なのか判断する場合はその石を様々な角度から見ることや専門的な知識のあるプロにまかせることが重要なのではないかと思います。

 

色石バンクでは専門的知識と経験により、天然石や本当に価値のある宝石なのかを査定により判断することが可能です。

 

色石の高価買取は色石バンクまで!!

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魅力を最大限に引き出す「宝石のカットについて」

おはようございます!色石バンク色石一年生のヨシナリです!

 

 

突然ですが今回は、宝石の基本的なところに触れたいと思います!!

 

 

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御徒町のリカット屋は色石バンクへ

 

というわけで本日は弊社色石バンクでも行っている宝石の「カット」について勉強します!!

 

 宝石のカットとは、その宝石の本来の特徴や輝きなどを最大限に引き出す方法です。

 カットといってもその種類は沢山あり、中でもファセットカットとは基本的に透明石に施されるカットであり、(英語ではfacet=切子面・小平面)角度の違う多数の面に組み合わされたカッティング方法で、屈折率を高め宝石の輝きを最大限に生かす場合に用いられます。

 

ファセットカットにはブリリアントカットステップカットがあります。

 

 

ブリリアントカットとは

ブリリアントカットとは、1919年にベルギーの数学者であり宝石職人の「マルセル・トルコフスキー(Marcel Tolkowsky)」が開発したカッティング方法で、別名アイデアルカットとも呼ばれます。

 

宝石の透明度と輝きを最大限に生かすよう光学的特性を数学的に考慮して計算されています。

 

最も有名で 代表的なのはダイヤモンドに多く用いられている、丸形のラウンド・ブリリアントカット

 

その他宝石の形状に合わせていくつかのサブ・カテゴリに分類されます。

 

 

 

 

ブリリアントカットの種類

 

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・ラウンド・ブリリアントカット

とは上面が円形の20世紀を代表するカットで、ダイヤモンドの基準である「4C」の一つにもなっています。

 

オーバルブリリアントカット

楕円形で、ラウンドカットよりも研磨の際原石部分を減らさずに、宝石にとって重要な重さを減らさずに済むことがあります。

 

・マーキズ・ブリリアントカット

両端がとがった形で、その形状から宝石を実際のカラットよりも大きく見せることが出来ます。

 

・ペアシェープ・ブリリアントカット

洋ナシのような形で、別名「ドロップカット」(ドロップは”雫”の意味)と呼ばれます。リングに用いると、形の効果で指が長く綺麗に見えるといわれています。

 

・ハートシェープ・ブリリアントカット

ハート型をしており、その形から愛情を表現するときなどにも好まれます。通常65面でカットされます。

 

・ジルコン・カット

ラウンド・ブリリアント・カットの変形で、パビリオン(ガードルから下の部分)にさらに8つのファセットを加えたものになります。内部での光の反射に最適なカット法です。

 

 

 

ステップカットとは

 

ステップカットとは、大きい四角形のテーブル面が特徴的な、切子面(ファセット)が側面のガードルに対して平行に削られているものを指します。

 

トラップカットとも呼ばれることがあります。近年ではブリリアントカットの後塵を拝していますが、ヨーロッパやアメリカ・ニューヨークを中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行し、発展した装飾の一傾向で、原色による対比表現などの特徴を持ち大変な人気を誇っていたカッティング方法です。

 

 

 

ステップカットの種類

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・エメラルドカット
その名前の通り、宝石のエメラルドに頻繁に用いられたことからエメラルドカットと呼ばれています。

 

クレオパトラに愛されたことで有名なファンシーカットの一種で、現在のエメラルドカットは16世紀に入ってから開発されたと言われています。

 

このカットはブリリアントカットほどの厚みを持たないため、輝きという点においては劣りますが、テーブル面が広いことから、宝石のクラリティ(透明度)を引き立たせるカッティング方法ともいえます。エメラルドのほかにも、良質なルビーやサファイア、ダイヤモンドにも行われます。

 

スクエアエメラルドカット

エメラルドカットと同様、ガードル(外周)から並行な面が段(ステップ)状に付けられたステップカットと呼ばれるカットで、角がカットされ8角形になっています。

 

1902年にジョセフ アッシャーが開発した 58面のカットで、エメラルドカットをほぼ正方形にした形。別名アッシャーカットとも呼ばれます。

 

ブリリアントカットのような細かい煌きと違い、透明感のある広い面で煌きめくため、エメラルドカット同様、クラリティ(透明感)を引き立てます。

 

バゲットカット

バゲットカットとは(baguetteはフランス語で棒状の固焼きフランスパンの意味)、色が強く見えることと見た目が大きく見えることが特徴的なカットです。

バケットカットが用いられる宝石は主に宝飾品の中央に配置されたブリリアントカットのメインストーンの添え物として、脇に配置されることが多いようです。

 

 

 

 

カボションカットとは

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カボションカットとは宝石を半球形に磨きあげ、ファセットカットが輝きに特化したカットに対し光の反射ではなく石そのものの光沢や文様を生かすカットの方法がカボションカットの大きな特徴です。

 

引っかき傷などに弱いモース硬度7以下の宝石に対して多く用いられますが、これはカボションカットが表面の引っかき傷などを目立たなくするという特性を持っているからです。

 

この方法でカットされる宝石は主に翡翠などの半透明な宝石やトルコ石のほかに、光の特殊効果のあるスタールビー・サファイア、キャッツアイなどに行われます。

 

 

 

まとめ

以上今回は有名な宝石のカットについて勉強しました!

 

宝石のカットの種類は今回勉強したもの以外にも沢山の種類があり、

例えば「ミックスカット」と呼ばれる変種を含むブリリアントカット、及びステップカットの両方の特性を備えたカッティング方法や宝石のブランドが出している特殊なカットなどあげればキリがありません!

 

技術が進歩したらさらに複雑なカット方法が出てきそうで楽しみですね!

 

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